全商品一覧を見る
内容を見る
資料室
青少年の時期には試行錯誤を経るときに、親との関係、先生との関係、友達との関係との中で学んでいきます。
このときはまだ自分の意味と価値をつくっていく段階ではありません。
青年になってはじめて社会の中で、人間関係の中で自己実現を追求しながら自分の意味と価値の方向をつくっていきます。
ここで注意しなければならないことは、
自己実現をする時期からは責任が伴われるということです。
青少年期は、自己(自我)を形成していくときに、
親が学校の保護を受けながら試行錯誤を経験するのは青少年たちの権利ですが、
成人になって自己実現をするときは、自己を実現する権利もありますが、
自己実現の過程で生まれる試行錯誤に対しては責任も負わなければならない義務があるということです。
青少年期に試行錯誤を多く経験すればするほど、
成人になって試行錯誤を経験する確率は減っていきます。
青年になって試行錯誤が多いということは、青少年期に十分な試行錯誤を経験していないからです。
例えば、青少年期に親の基準に従い、勉強を頑張り、良い大学、良い会社に就職できたとしましょう。
自分の基準をつくることなく、親の基準通りに生きてきたのに、もし会社で些細な問題でも起こったときはどうするのでしょうか。
問題を解決していく過程も試行錯誤をとおして学んでいくのですが、
その過程を経験したことがないので、問題に対処する能力もなく、
葛藤に耐えられずに会社をやめてしまうケースもあります。
青少年期に試行錯誤をどれほど多く経験しているのかによって、
問題を解決できる自己が形成されるのか、形成されないのかが決まります。
ホームレスの人たちに青少年のときに夢は何だったのか聞いてみましょう。
彼らもきっと青少年のときには夢があり、青年の時期には意味と価値を実現するために努力した経験もあるはずです。
ところが成人になって試行錯誤を経る過程では責任が伴い、その責任を果たすことができなかったために、
つまずいて立ち上がれないのです。
つまり自己を形成できずに人間関係自体を放棄しているのです。
この画面は決済完了後、自動に閉じられます。 決済中にはこの画面を閉じると、決済がうまく進まないことがあります。